人には人の正義があるのか

仕事
2021年8月、和歌山・串本の海

仕事でチームにやる気のない先輩がいたとき

チームで仕事をしているとき、必ずしも全員が同じモチベーションではないってこと、よくありますよね。
「積極的にどんどん仕事をしたい」という人、「与えられただけのことをこなしていこう」という人、「周りと連携するんじゃなくて1人で全部完結してやりたい」という人・・・。いろんなタイプの人がいます。

いま私の職場では、チーム5人で仕事をしていて、リーダーとなる先輩がいて、私がサブリーダー的な立ち位置で、後輩が3人います。そしてその上に、監督する立場の上司がいます。その上司が今月、人事異動で新しい人に交代しました。

私の最近の悩みは、リーダーとなる先輩が、仕事に消極的で受け身で、相談しても無視されることです。

「こういう課題があるので、チームで打ち合わせしませんか?」と提案しても、「そうだね~」と言って、打ち合わせの会議すら開いてくれず、無視されます。
この先輩は、この春に着任しました。私はそのときからずっともんもんとしていたのですが、見て見ぬふりをしてやり過ごしてきました

しかし、今月、新しい上司が赴任してから、この問題が表面化するようになりました。

というのも、昔の上司は、その先輩の働き方に対して思うところがあっても、あきらめていて、「やる気のある人だけで仕事をしていこう」というタイプでした。
一方、新しい上司は、自分が調整役となって、働き掛けて、変えていけるところは変えていこうとするタイプなのです。

つまり、新しい上司が、やる気のない先輩というパンドラの箱を開けようとしているのです。
そして、私がそこに巻き込まれそうになっています。

2つのパターン

最近、いろんな人を観察したり対話したりしていて、仕事のやり方には、2つのパターンがあることに気づきました。

    1. 相手を変えることを諦めて、自分でやってしまう。
    2. 自分の意見を言って、相手の変容をうながす。

みなさんはどちらのタイプでしょうか。

それぞれ、次の通りのメリット、デメリットがあると思います。

  メリット デメリット
1 仕事が早く進む 自分の仕事量が増える
2 新しいアイデアが生まれる可能性がある 時間がかかる

人には人の正義がある

私は、いまの職場の問題にどう対応したらいいものか、まだ答えは出ていません。模索しているところです。

ただ、自分の健康状態を一番に優先する、ということだけは決めています。
何のために働くかといえば、幸せに生きるためです。健康を害してまで、働きたいとは思いません。

最近、昔の上司にお会いする機会があり、印象に残った言葉があります。それは、

「人には人の正義がある」

きっと、やる気のない先輩には先輩なりの正義があるんでしょう。こちらが迷惑していても、もっとこうしてほしいと思うところがあっても、それはその人なりの正義の中では通用している。
私はそれを肯定はしませんが、変えようとは思えません。そこに掛けるエネルギーが無駄になります。悲しいですが、仕方のないことだと思います。
だって、「過去と他人は変えられない」ですからね。

そして、また別の人から言われて、印象に残った言葉もあります。

「先輩がやる気のないときは見捨てる。でも後輩がそうだったら見捨てない」

相手の立場によって、対応を変えるという方法も、一理あると思います。後輩を指導する分は、給料に含まれているはずですからね。

なんとなく、もう答えは出ている気がしますが、せっかく親身になってくれる上司がいるので、もう少し、悩んでみようと思います。

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