パン教室応用コースのスタート
月に1回、個人の先生に教えてもらっているパン教室。今日から、応用コース(全10回)がスタートしました!
応用コースでは毎回「工程」について、比較・実習しながらコツを学びます。
これまで1年間、基礎コース(全10回)に通い、粉、水、卵などといった「食材」について勉強してきました。
応用コース1回目の今日は、「ミキシング(こねる・混ぜる)」をテーマに、
ミキシングの状態が、①不足、②適度、③過度ーの3種類の生地を作って比較しました。
作ったパンは、比較用の丸パンのほか、適度にミキシングして作ったシナモンロール、コーヒーナッツロールです♪
生徒は私を入れて5人。ワイワイ楽しくおしゃべりしながら、充実した4時間のレッスンでした。
ミキシングの目的
ミキシングには主に3つの目的があるそうです。
- 材料を均一に混ぜる。
- 弾力性と伸展性を持つ生地にする。
- 生地に空気を混ぜる。たくさん空気を含むと、きめ細かいクラム(内側)になる。
ミキシングの進捗の変化
ミキシングしていくと、以下の6段階をたどります。ぜひ覚えたいところ。
![](https://elly-life.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_0076-225x300.jpg)
クリーンナップ・ステージ、①不足の生地
- ビックアップ・ステージ
材料が混ざってつかめる状態。ベタベタで、膜なし。 - クリーンナップ・ステージ
5㎝くらいまで広がる膜ができた状態。油脂はこの段階で入れる。
→①不足の生地ディベロップ・ステージ、②適度の生地
- ディベロップ・ステージ
10㎝くらいまで広がる膜ができた状態。
→手ごねパン、ストレート法のパン、②適度の生地レットダウン・ステージ、③過度の生地
- ファイナル・ステージ
20㎝くらいまでとても薄い膜ができた状態。
→中種法のパン - レットダウン・ステージ
かなり薄く膜が広がってどんどん伸びる状態。最後は糸状に切れる。ファイナルからレットダウンまではわりと時間かかる。
→ハンバーガーのバンズ、ホットドッグ(サクサク食感になる)、③過度の生地 - ブレイクダウン・ステージ
ドロドロしてくる状態。
結果の比較
![](https://elly-life.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_0130-768x1024.jpg)
焼き上がったパン
①不足の生地
クラムはぎゅっとしていてつまっている。ボリュームは小さい。食感はかみ応えがある。
②適度の生地
クラムはきめ細かく、柔らかい。全体も大きく膨らんでいる。食感はふんわり。老化遅い。
③過度の生地
全体が大きくふっくら。クラムはとてもきめ細かい。ちょっとさっくり感もある。老化遅い。
感想
不足の生地は、成形時には弾力があるのかなと思ったけど、意外とビヨーンと伸びました。逆に、過度の生地は、弾力があって縮みやすかったです。
焼き上がった後の日持ちについては、過度の生地は老化が遅いというのも、意外でした!
膜のチェックは重要。ミキシングは適度の生地が一番いい。
不足よりも、過度の方がマシなので、迷ったら長めにミキシングする。
コメント