大富豪の成功の秘訣に学ぶ

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Amazonより引用(引用元のURLは文中よりアクセス可)

大富豪の考えを知りたい

「どうやったら大富豪になれるのか」、「大富豪の人ってどんな生活、考え方をしているんだろう」。
自分が大富豪になりたい(実際になれる)とは思っていなくても、その人について「知りたい」と思ったことはありませんか。

大富豪になる人は、きっと平均的な生活をしている人と同じ考え方をしているはずはないでしょう。相当な努力をして、苦労の荒波を乗り越え、もちろん運も重なって、いまの経済的に豊かな生活があるんだと思います。経済的に飛び抜けて成功しているということは、きっと何か秘訣があるに違いありません

もし、大富豪の考え方を知ることができれば、もしかしたら平凡な私にでも、再現できる部分があるかもしれない。同じように経済的に成功できなくても、私なりに成功だと思える幸せな人生に向けて、「生きる知恵」が得られるかもしれない

そこで、私が普段よく聞いているお金のことを教えてくれるYouTuberさんが紹介していた本を、図書館で借りて読んでみました。そうしたら、とても勉強になる話がたくさん書かれていて、大きく心動かされたので、ご紹介します。

兄貴(丸尾孝俊)氏著、『大富豪アニキの教え』です!
言葉遣いなどかなりクセがありますが、それを気にしなければ、物語形式で書かれていて、すごく読みやすいです。

印象に残ったポイントは、以下の4点です。

  1. 一番大事なのは「相手を自分ごとのように大切にする心」。
  2. 相手のために、お金を使い続ける。
  3. 自分から会いに行く。最強の問題解決方法は、自分から会いに行くこと。
  4. リミッターを外して本気になる。リミッターが完全に外れている人と一緒にいる。

ポイント4点を読み解く

それぞれについて、内容と私の考えをまとめたいと思います。

1.一番大事なのは「相手を自分ごとのように大切にする心」。

 『自分が、今、大切や』と思うとる人を思い出してみるとわかるはずやねん。その人はな、すごい人でもなく、優秀な人でもなく、かっこええ人でもなくな『自分を大切にしてくれると感じさせてくれた人』だったはずやろ?」〜略〜
「つまり、それを相手に感じさせるんやて。『相手を自分ごとのように大切にする心』を持ってな、それで、相手に関心を持って質問するから、相手だって「この人、オレを大切にしてくれとるんや」と感じて、相手も自分ごとのようにこちらを大切にしてくれるんやろ。ようするにや…『相手を自分ごとのように大切にする心』こそが、=『つながり』というものだったり、=『』というものだったり、=『ご縁』というものだったり、するわけなんや」
兄貴(丸尾孝俊)著、『大富豪アニキの教え』、ダイヤモンド出版、2012年、P2021

よく、自分が相手に行ったことは自分に返ってくると言います。それを「引き寄せ」とか「鏡」とかいろんな言葉で表現されていますが、私はこの「相手を自分ごとのように大切にする心を持つ」という表現がとてもしっくりきました。

相手と自分は違う人間なので、自分ごとのように大切にするには、相手の気持ちを想像するしかありません。「自分が相手の立場だったらどうしてほしいと思うか」と相手の頭の中に全力で想像力を膨らませて、私にやれることをやれる範囲で実行していきたいです。たぶん、それが100%結果が出なくても、やろうとしている気持ちは、相手に伝わる部分もあると思います。

2.相手のために、お金を使い続ける。

「たとえばな、先輩だってけっこう貧乏しちゃっているのに、後輩に『腹減っとるなら、おまえも食え』と言うて、のり弁当をおごってくれたとするやろ」~略~
「めちゃめちゃ先輩に大切にしてもらっていると、後輩は感じちゃうわけやねん。そしたら、後輩も先輩に『感謝』炸裂やねんて。~略~。そして、今度は、自分の後輩の面倒を見るようになるんやて。それが『相手を自分ごとのように大切にする心(=つながり・ご縁・絆)』になっていくねんて」〜略〜
「いちいち『後輩がお礼を言わなかった』くらいで、腹を立てとる場合ではないんや。それは誰にでもあって『お互い様』なんやから、腹を立てずに、自分が少しずつ成長して、『人のためにお金を使い続ける』ことをしていたら、3年とか、5年とかもすれば、きっと返ってきよるよ。ようするにや・・・『神様貯金』だと思っていればええんやて。どっかから、誰かから、いつか返ってくる貯金だと思って、後輩にボーボーおごってやればええねんて。それでな、やると決めたら、ボーボーやるんや」
兄貴(丸尾孝俊)著、『大富豪アニキの教え』、ダイヤモンド出版、2012年、P2940

ここでのポイントは、2点あると思います。

1点目は、後輩が感じた感謝を先輩に直接返すのではなくて、「自分の後輩の面倒を見る」という形で、他の人に感謝を継承していくというという点です。
私は、誰かが誰かに渡したプレゼントが、波紋のように広がって、次から次にいい波が広がっていくイメージを持ちました。相手にGIVEしたという自分の行為が、他の人にも広がっていくと思うと、じんわりと温かい気持ちになります。それそのものが、自分への見返りになると思います。

2点目は、「お礼を言ってもらえなかったから」と言って腹を立てている場合ではない、自分だって言いそびれたことがあるかもしれず、それはお互い様だという点です。本書では、お互い様という部分について、「自分がミスをすることもあれば相手がミスすることもある」「人間は鏡。どちらか一方がずっと悪いとか、どちらか一方がずっと正しいとか、そういう状況はない」「反省してずっと立ち止まっているのではなく、そこから少しずつ成長していけばいい」と解説しています。
相手が自分の期待する態度をとってくれなかった場合、腹立たしく感じることがありますが、それは見返りを求めてしまっているのかもしれませんね。それはそれとして受け流しましょう。そして、そんなことに腹を立てている時間があったら、次に他の人にどんなGIVEができるか考えた方が、ワクワクするしプラスになる気がします。

3.自分から会いに行く。最強の問題解決方法も、自分から会いに行くこと。

「フェイスブックやメールは、『人と会うための、きっかけづくりのツール』と考えておかないと危険や。そうしないと、もう会わなくなるよ。~略~。わざわざ会いに来てくれた人だからこそ、大切に思えるんやて」~略~
「会っているから親近感があり、親近感があるから気遣えたり、応援したくなったりするんやて」~略~
人と会いまくるんやて。仕事の打ち合わせがあったら、自分から相手の事務所に出向いて会いにいくんやて。~略~。そししたら、相手だって、『大切にされているんだ』と感じるわけやから、こちらのことも大切にしてくれるやろ。そうやって、『相手を自分ごとのように大切にする心(=つながり・ご縁・絆)』を育むことが肝要なんやな」

「実はな・・・『自分から会いにいくこと』こそな、揉めごとをカンタンに解決する方法なんや」~略~
「『ご足労』という言葉があるやろ。自分から会いに行くことで、もうすでに『相手を大切にすることに労力を使っている』ということが、相手に伝わるんやて」~略~
「『自分から会いにいく』ということを怖がって、メールなんかで揉めごとを解決しようとなんかしたらな、『こいつ、メールなんかで謝ってきよった!』と、よけいに、火に油を注ぐだけやねんて」~略~
                                                                       兄貴(丸尾孝俊)著、『大富豪アニキの教え』、ダイヤモンド出版、2012年、P6072

メールやLINEは簡単です。自分の好きなときに返信すればいいし、都合が悪ければ無視もできる。でも、相手とのつながりを築こうと思ったら、会うことが一番ですね。会えば、相手の表情も、感情も、その場の空気も共有できる。相手を大切にする心があれば、それは相手にも伝わります。それを実感したエピソードを紹介します。

先日、平日の朝に自宅で出勤の準備をしていたら、重要な仕事先の人から携帯電話に着信がありました。内容は、クレームではないのですが、相手がこちらの仕事について疑問に思うことがあったようで、いくつか質問されました。電話を切った直後は、正直「面倒だな」と思った気持ちもあったのですが、本書の教えを思い出して、迅速に状況を調べて、午前中のうちに直接報告に行きました。すると、驚いたことに、「今度飲みに行こう!」とお誘いをいただけたのです。私の仕事は、仕事先の人と人付き合いがどのくらい深くできるかということが大変重要なので、相手から飲みに誘っていただけるというのは、飛び上がるくらいうれしいことでした。本書の教えは、本当でした。

最初に語られている、「相手を自分のごとのように大切にする心」は、何にでもつながっていると思います。この心を大事にしようと、それを基準にして物事を考えれば、大抵のことはうまくいくのではないでしょうか。

4.リミッターを外して本気になる。リミッターが完全に外れている人と一緒にいる。

「結局な、『本気でぶっちぎる』ことができたら、生まれつき持っている才能やお金に関係なくな、誰でも成功できるんやて」~略~
「『本気』になれないのは『リミッター(制限装置)』が外れていないからなんや」~略~
「実際に『リミッターが外れているヤツ』に会って、触れて、話すことで、リミッターが外れたヤツの影響を、フルラインナップで受けることができるねんて」
兄貴(丸尾孝俊)著、『大富豪アニキの教え』、ダイヤモンド出版、2012年、P160~163

この話は、成長するためには、「コンフォートゾーンから出るべき」という話と似ていると思います。人間は居心地の良い場所から出たがらず、そこにいる方が楽だし居続けたいと思いがちですが、成長するためには、本気で、自分のリミッターを外して、コンフォートゾーンから抜け出さなければなりません。

いろんな自己啓発本やビジネス書を読んだり、セミナーや講演会に出たりしたとしても、それはインプットにすぎません。重要なのは、アウトプットして、行動することですよね。

「リミッターが外れたヤツ」というのは、「自分が目標とする人」と置き換えると考えやすいのではないでしょうか。自分が目指たい部分を持っている人、学びたいと思う人と一緒にいると、いい刺激を受けられます。それもメールやLINEだけじゃなくて、直接会って時間を共有するということを大切にしたいです。

まとめ

いまは2022年の年末ですが、この一年間を振り返ってみると、簿記3級に合格、本ブログの立ち上げ、好きな作家さんのオフ会に参加・・・といろんなことに挑戦した年でした。仕事でも、いい結果を出すことができました。

そして、そこから出会いもあって、ありがたいことに、つながり、ご縁も生まれました。

振り返れば、すべて行動したからこそだと思います。最初は緊張するし、勇気も必要です。でも失敗してもいい。失敗しても、相手を大事にする心をもって直接会いにいけば、そこからまたチャンスが生まれるかもしれません。それにこれは違ったと思ったら、切り替えればいいだけのことです。

これからも、日常生活の中で、本書の教えを実行していきます!

大富豪アニキの教え』兄貴(丸尾孝俊)氏著

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